アパタイト(燐灰石 / Apatite)
アパタイトはリン酸塩鉱物のグループ名で、多彩な色調を持つため他の鉱物と間違えられやすい宝石です。ギリシャ語で「惑わす・ごまかす」を意味するapateに由来し、その名のとおりクリソベリルやトルマリンなど様々な宝石と誤認されてきました。
多彩な色調を持つアパタイト
基本情報
| 英名 | Apatite |
|---|---|
| 和名 | 燐灰石 |
| 化学式 | Ca5[(F,OH,Cl)(PO4)3] |
| 分類 | 六方晶系 |
| 硬度 | 5 |
| 比重 | 約3.2 |
| 透明度 | 透明~半透明 |
特徴・バリエーション
- フルオロアパタイト: フッ素燐灰石で、最も一般的に流通するタイプ。
- クロロアパタイト: 塩素燐灰石で産出は少ない。
- ヒドロキシルアパタイト: 水酸燐灰石で、人間の骨や歯の主成分となる。
- アパタイト・キャッツアイ: チューブ状包有物によりシャトヤンシーを示し、クリソベリルキャッツアイに似る。
産地・別名・処理・類似石
代表的な産地: カナダ、マダガスカル、メキシコ、ブラジル。
別名: カナディアン・エメラルド、パライバ・アパタイト、メキシカン・トパーズ。
処理: 樹脂含浸処理、加熱処理(淡灰黄色の石を加熱して紫色に発色)。
類似石: クリソベリル・キャッツアイ、パライバトルマリン、ベリル、トルマリン、サファイア、アクアマリン、スキャポライト
注意点:硬度が5と比較的低く、超音波洗浄器の使用は5分以内に控えるなど、取り扱いには十分な配慮が求められます。
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