カイヤナイト(藍晶石 / Kyanite)

カイヤナイト(藍晶石 / Kyanite)

カイヤナイトは1790年にウェルナーによって命名された鉱物で、同じ化学組成を持つアンダリュサイトやシリマナイトと同質異像の関係にあります。鮮やかな青色を示すものが多く、日本では和名から「藍晶石」と呼ばれ、独特の二つの硬度を持つことから「二硬石」あるいはディスシーンとも呼ばれます。

カイヤナイト

鮮やかな青色が美しいカイヤナイト

基本情報

英名 Kyanite
和名 藍晶石
化学式 Al2[O|SiO4]
分類 三斜晶系
硬度 主軸方向4/4.5、側軸方向7.5(二硬石)
比重 約3.6
透明度 透明~半透明

特徴・バリエーション

  • カイヤナイト・キャッツアイ: 管状インクルージョンが密集してシャトヤンシー効果を示す。
  • バイカラー・カイヤナイト: 緑色と青色、黄色と青色、無色と青色など、異なる色が一つの結晶中に現れる。
  • オレンジ・カイヤナイト: Mnによって完全にオレンジ色になった結晶が最近ミャンマーで発見された。
  • スター・カイヤナイト: クリソタイルと劈開面の反射が組み合わさって十字スターを成す。

産地・別名・処理・類似石

代表的な産地: ネパール、ミャンマー、ブラジル、インド。

別名: サファイア・スリー、ブルー・タルク、ネパール・サファイア。

処理: 樹脂含浸処理(内在的に生じる亀裂を補強)、着色処理(劈開に沿って発生したひびに染料を浸透)。

類似石: ブルーサファイア、トルマリン(比重や双晶の有無、劈開の状態で鑑別)

注意点:カイヤナイトは刃状の結晶でカラーバンドがあり劈開面が発達するため、割れやすくクラックを油で浸して見えにくくすることもあります。もろいのでカイヤナイトやエメラルドのネックレスは避けた方が安全です。

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