イソバナ(イソバナサンゴ / Melithaer)
イソバナはサンゴ礁を形成する腔腸動物の骨軸部分で、学術的には厳密な分類があまり行われていません。ビーズや彫刻用の素材として利用され、枝状の原木は「イソアカサンゴ」と呼ばれることがあります。淡色の脈状模様が走る独特の外観が特徴で、時には深い赤色の美しい標本も産出します。
美しい赤色のイソバナサンゴ
基本情報
| 英名 | Melithaer または Melitodes |
|---|---|
| 和名 | イソバナサンゴ |
| 化学組成 | CaCO3 + MgCO3 + カロテン等の有機物 |
| 分類 | 微粒結晶の集合体(六方晶系) |
| 硬度 | 3.5~4 |
| 比重 | 約2.25 |
| 透明度 | 不透明 |
特徴・バリエーション
- イソアカサンゴ: 枝振りのままの原木状態のもの。
- 脈状模様: 淡色の脈状のスジ模様があるのが特徴。
- 多孔性: 樹肌は多孔性で網目状の無数の小穴が密集。
- 黄褐色の縞模様: 黄褐色の縞模様が見られることが鑑別のポイント。
産地・別名・処理・類似石
代表的な産地: 太平洋、インド洋のサンゴ礁海域。
別名: アップルサンゴ、スポンジサンゴ、タブラサンゴ(パイプオルガン・サンゴの材料)。
処理: 含浸処理(無色や着色した合成樹脂を骨格組織の空隙に含浸)、コーティング処理(樹脂被膜で表面を覆い光沢と耐久性を高める)。
類似石: アカサンゴ(原木状態では枝振りが似て見える)
注意点:市場では名称が紛らわしいものも多いため、購入時には由来を確認することが大切です。濃赤色の標本は希少で価値が高いとされています。
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