ライオライト(流紋岩 / Rhyolite)

ライオライト(流紋岩 / Rhyolite)

ライオライト(流紋岩)は火山岩に分類され、ガラス質に近い組織中に結晶が点在する半晶質斑状組織をもつ岩石です。 以前は石英粗面岩と呼ばれていましたが、現在は流理構造に着目して流紋岩と呼ばれます(英名Rhyoliteは1860年に命名)。

ライオライト

流理構造や球顆が生む独特の模様が魅力

基本情報

英名 Rhyolite
和名 流紋岩
化学式 石英、斜長石、角閃石、輝石、雲母など
分類 火山岩
硬度 5–7
比重 不定
透明度 不透明(一般に)

特徴・バリエーション

  • 縞状流紋岩: 流理構造が鮮明なもの。
  • 球顆流紋岩: 晶子が生じ、それが大きく成長した球顆が存在するもの。水石界では牡丹石や菊紋石と呼ばれることがある。
  • リソイダイト: 斑状組織の流紋岩に対し、より石基質組織のもの。
  • 模様石: 基質中の鉄分酸化により独特の模様を示し、風景や絵画に見えるものはランドスケープ・ストーン、ピクチャーストーン等と呼ばれる。

流通名・処理・関連情報

流通名・商業名: フラワー・ジャスパー、ピクチャー・ジャスパー、ランドスケープ・ジャスパー。 鑑別しても不透明であることから碧玉(ジャスパー)と誤認されるが、本来のジャスパーではないことが多い。

処理: 稀に空洞状の球顆部分に充填処理が行われている場合がある。

関連情報: 球顆の円形部分には中心から放射状に伸びた結晶組織が確認できる。

関連情報: 流紋岩の溶岩が急速に固結すると結晶形成の時間がなく、非晶質の黒曜石(オブシディアン)となる。

関連情報: メキシコオパールで母岩(流紋岩)ごとカットしたものは、カンテラオパール等と呼ばれる(蛋白石(オパール))。

注意点:不透明のため誤認されやすく、流通名が先行しがちです。「何の岩石か(母材)」を押さえると説明が安定します。

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