ベッコウ(べっ甲 / Tortoise Shell)

ベッコウ(べっ甲 / Tortoise Shell)

ベッコウ(べっ甲)は、タイマイ亀(ホークスビルタートル)の甲羅を素材とする有機質の宝飾素材です。 元禄時代、贅沢品禁止令に対して言い逃れるために「べっ甲(スッポンの甲羅の意)」と呼んだのが名称の由来とされています。 色調と模様により、黄と黒の斑模様をもつ「斑甲」、黄色い部分だけの「白甲」、その他「黒甲」など複数の種類があります。 タイマイ亀は熱帯海域に生息する海亀の一種です。

ベッコウ(べっ甲)

斑模様のコントラストと、温かみのある艶が特徴の有機質素材

基本情報

英名 Tortoise Shell
和名 べっ甲
化学組成 角質(成分割合:C:O:N+S = 6:2:1.5:0.5)
硬度 2.5
比重 1.25
分類 有機質宝石(動物由来)

特徴・バリエーション

  • 素材: タイマイ亀(ホークスビルタートル)の甲羅の部分を指します。
  • 種類: 色調と模様により、斑甲(黄と黒の斑模様)、白甲(黄色部のみ)、黒甲などがあります。

変種

  • 総白甲: タイマイ亀のアルビノで、極めて稀に完全に斑模様のない白甲だけからなる個体があります。 生物学上の資料、希少性の高い剥製として価値があります(宝飾素材としては利用しません)。

加工・処理・類似素材・関連情報

加工・処理:

  • タイマイ亀の背甲は13枚で構成され、製品化の段階でそれらを張り合わせて巧妙に利用されます。
  • 甲羅は熱を加えると軟化・変形しやすくなるため、接着剤なしで甲羅どうしを合わせることができます。
  • 着色処理: 染料で染色したり、色漆で着色した甲羅を張り合わせて作ったものがあります。

類似素材:

  • 和甲: アオウミガメやアカウミガメの甲羅を、べっ甲に対して「和甲」と呼びます。 模様はタイマイほど鮮明ではなく、薄く硬いため加工が難しいとされます。

関連情報:

  • 小孔模様:甲羅の身肉に接している部分に形成される自然の模様
  • 粉体加工:タイマイ亀の甲羅を粉末にし、成型して板状にしたもの
  • 卵甲:卵の白身を乾燥させて作った、べっ甲の模造品
  • 見分け方: べっ甲を光に透かしてルーペで観察すると、数珠をつらした中に微細な粒々状の組織が確認できます。

注意点(法規制):べっ甲は1973年に「ワシントン条約」に調印し、 1993年に輸入が全面禁止となりました。取り扱いに関しては、地域の法令・規制に必ず従ってください。 また、着色・張り合わせなどの加工が行われることがあるため、素材の由来と加工内容の説明が整合しているかを確認するのが安全です。

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