ベリル(緑柱石 / Beryl)

ベリル(緑柱石 / Beryl)

1798年、仏の化学者・ボークランが元素Beを発見し、その発見した鉱物をベリルと呼ぶ様になりました。 その後、エメラルドアクアマリンも同じベリルである事が判明し、色の違いで多くの宝石名が使い分けられています。

ベリル

多彩な色で呼び名が分かれる、代表的な鉱物グループ

基本情報

英名 Beryl
和名 緑柱石
化学式 Al2Be3[Si6O18]
分類 六方晶系
硬度 7.5–8
比重 2.78
透明度

主要な色石・変種

  • 主要な色石: エメラルド(Crで鮮濃緑色)、 アクアマリン(Feで海青色)、 グリーン・ベリル(Feで淡青緑色)、 イエロー・ベリル(Feで淡黄色)、 ゴールデン・ベリル(Feで橙黄色)、 ヘリオドール(Feで淡黄緑色)、 モルガナイト(Mnで淡ピンク色)、 レッドベリル(Mn多含で赤色)、 バナジウム・ベリル(Vで緑色〜鮮緑色)、 ゴッシュナイト(無色のベリル)。
  • キャッツアイ・ベリル: 結晶の柱状方向に管状インクルージョンが発達したもの。
  • セシウム・ベリル: Csを含むもの(通常は無色〜ピンク色)。
  • パートカラー・ベリル: 一つの結晶中に色帯が繰り返すもの。

流通名・処理・類似石・関連情報

流通名・商業名: レッド・エメラルド(アメリカ・ユタ州産レッド・ベリルを同郷のエメラルドにあやかって呼ぶことがある)。

処理: 加熱処理(黄色〜緑色味のあるアクアマリンやヘリオドールを加熱しFeの価数を変えてブルー化)、 照射処理(青色の石を黄〜茶褐色に変える)、 含浸・着色処理(オイルや樹脂で亀裂を目立たなくしたり着色)。

類似石: カラーバリエーションが多いため類似石も多い。特に 黄玉(トパーズ)(ブルー系)とアクアマリンはよく似る。

関連情報: 現在は水熱法・フラックス法で様々な色のベリルが合成されている。ユタ州のみで産出するレッド・ベリルを別名としてビクスバイトと呼ぶことがある。ベリリウムは毒性が強いため、加工・処理には注意が必要。

注意点:含浸・着色などの処理が入りやすい石もあります。購入時は処理情報を確認し、超音波洗浄や薬品使用は慎重に。

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