ブラック・コーラル(黒珊瑚 / Black Coral)

ブラック・コーラル(黒珊瑚 / Black Coral)

ブラック・コーラル(黒珊瑚)は、硬蛋白質からなる有機質の宝飾素材で、 別名Akaban(東南アジア地域の呼称)やHorn Coral、日本では海松(海唐松)とも呼ばれます。 1958年にハワイ諸島マウイ島沖で発見され、1966年にはオーストラリアのニュージーランド沖でも確認されたとされています。 日本でも古くから漁師の網に引っかかった深海松(海松)として知られ、床の間や神棚の飾り物に用いられてきました。 六放サンゴに属し、骨軸はカルサイトではなく有機質のため酸には強い一方、 乾燥脱水で割れやすく、変形しやすい性質があります。

ブラック・コーラル(黒珊瑚)

黒の質感と、金褐色の縞・網目模様(本来の特徴)に価値がある素材

基本情報

英名 Black Coral
和名 黒珊瑚
化学組成 硬蛋白質
構造 非晶質
硬度 4
比重 約1.3
分類 有機質宝石(サンゴ類)

特徴・バリエーション

  • 別名: Akaban、Horn Coral、日本では海松(海唐松)などの呼称があります。
  • 外観の特徴(本来): ウミカラマツでは、樹幹表面に細かなトゲが密集し、金褐色の細かい網目模様が見られることがあります。
  • 耐性のクセ: 骨軸が有機質のため酸には強い一方、乾燥脱水で割れやすく、変形しやすい性質があります。

変種

  • 白紋サンゴ: 樹幹や枝に同心円状の空隙が生じ、そこへ石灰分が沈着して白色の弧形縞を表すもの。 ただし、充填処理によって白紋が作られているものもあります。

産地・別名・処理・類似石

処理(要注意ポイント):

  • 脱色漂白処理: ゴールデン・コーラルに似せて、過酸化水素H2O2(オキシドール)で脱色したものがあります。 もろくなるため、合成樹脂で硬く固めてある場合があり、ルーペで気泡が見えることがあります。
  • 黒色樹脂コーティング: 現在ブラックコーラルとして流通している商品の多くは黒色の樹脂コーティングが施され、 本来の特徴である「金褐色」の縞や網目模様を確認できない場合があります。 被膜が厚いと内部状態が検査しにくく、中身が不明なものもあるため注意が必要です。

流通名・商業名:

  • コーラル・ジェット: まったくの創作名称

類似石:

  • ウミウチワ: ヤギの仲間で八放サンゴに分類され、骨格が黒っぽく樹形が少々似ます。
  • タートルシェル: 加工品では「黒甲」が比重の軽さからブラックコーラルと誤認されがちです(※べっ甲のページを参照)。

注意点:ブラックコーラルは、黒色コーティングや漂白・樹脂固化など、 “見た目を作る処理”が関与しているケースが多く、外観だけで本質(素材・内部状態)を判断しにくい素材です。 特に、厚い黒色被膜で内部が確認できないものや、中身不明のものはリスクが高いため、 仕入れ時は拡大観察(ルーペ)や説明の整合性確認を徹底してください。 また、乾燥脱水で割れ・変形が起きやすい性質があるため、保管・取り扱いは乾燥しすぎない環境が無難です。

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