チャロアイト(チャロ石 / Charoite)

チャロアイト(チャロ石 / Charoite)

チャロアイトは、ロシア・シベリアのChara川流域で発見された紫色系の宝石です。 ロシアの鉱物学者V. Rogova(ロゴワ)によって見出され、1978年に論文発表され新鉱物として承認されました。 名称はロシア語で「魅惑する」を意味する charo に由来します。

チャロアイト(チャロ石)

繊維状組織が生む独特の紫の表情が魅力のチャロアイト

基本情報

英名 Charoite
和名 チャロ石
化学組成 (K,Na)5(Ca,Ba,Sr)8[(OH,F)|Si6O16|Si10O25]・nH2O
結晶系 単斜晶系(繊維性)
硬度 4.5~6
比重 2.6
透明度 半透明~不透明

特徴・バリエーション

  • 形成: 始生代の結晶片岩や古生代の石灰岩・苦灰岩中に、中生代に貫入したアルカリ閃長岩の影響で形成された接触変成鉱物です。
  • 色と質感: 繊維状の組織がつくる独特の模様が魅力で、紫色~ラベンダー色の表情を示します。

変種

  • チャロアイト・キャッツアイ: 結晶繊維が細く平行に揃った石では、シャトヤンシー効果(光の筋が走る効果)が見られることがあります。

産地・別名・処理・類似石

流通名・商業名:

  • パープル・ジェード: 繊維状組織のない緻密な部分を呼ぶことがあります。
  • ロシアン・ラベンダー・ジェード: 上記と同様の呼称です。

処理: 着色処理(色が薄い石は、紫色の染料で着色される事があります。)

類似石:

  • スティヒタイト: 蛇紋石(サーペンティン)の変成により生成する鉱物。Crを含む。 オーストラリアのタスマニアで発見され、1910年に新鉱物として認定。 グリーンを伴うこと、硬度が1.5~2.5と低いことで区別できます。

注意点:硬度が4.5~6と幅があり、ビーズなどの加工品では 表面のキズや着色処理の有無も含め、やさしく取り扱うのがおすすめです。

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