スペサルティン(満礬柘榴石 / Spessartite Garnet)
スペサルティン(スペサルティン・ガーネット)は、 マンガンを多く含むオレンジ〜赤橙色のガーネットです。名前は古典的産地であるドイツ・スペサルト地方に由来します。 同じガーネットグループのアルマンディンや パイロープ、 グロッシュラーなどと固溶体をつくり、成分と色合いが連続的に変化します。
鮮やかなマンダリンオレンジが美しいスペサルティン
基本情報
| 英名 | Spessartite / Spessartine Garnet |
|---|---|
| 和名 | 満礬柘榴石 |
| 化学組成 | Mn₃Al₂[SiO₄]₃ |
| 結晶系 | 等軸晶系 |
| 硬度 | 7〜7.5 |
| 比重 | 約4.03 |
特徴・産地・変種
カリフォルニアのリトル・スリー鉱山産のものは、マンガン成分が比較的純粋で鮮やかなオレンジ色を示し、 「マンダリン・ガーネット」という商品名で呼ばれています。
日本では長野県・和田峠の産地が知られており、アルマンディンとの固溶により黒味が強い石となる傾向があり、 アルマンディンよりもやや脆いと言われています。
また、パイロープとの混晶によって、 光源によって色が変わって見える「カラー・チェンジ・ガーネット(アレキサンドライトタイプ)」が生じることがあり、 スリランカ産の石でよく報告されています。
識別ポイント・処理・類似石
同じオレンジ〜ゴールデンカラーのガーネットとして、 グロッシュラー系の「ゴールデン・ガーネット(ヘッソナイトなど)」があります。 両者を比べると、スペサルティンの方が屈折率が高く、輝き(テリ)が強いのが特徴です。
Mn を含むため磁石に弱く反応することも識別のヒントになります。 一方、グロッシュラー系のヘッソナイトは磁性がほとんどなく、 内部が糖蜜のような組織に見えることが多いです。
大きなクラックがある石には、樹脂を含浸して傷を目立たなくする処理が行われる場合があります。 赤味が強いスペサルティンはジルコン、オレンジが強いものはヘッソナイト・ガーネットと似ることがありますが、 現時点でスペサルティンの合成石は知られておらず、市場に出るのは天然石のみと考えられています。
取り扱いのポイント: 含浸処理の有無によって耐久性が変わることがあるため、 高価なルースやジュエリーを購入する際は処理についての説明を確認しておくと安心です。 同じオレンジ系ガーネットとの違いを理解して選ぶと、コレクションとしての満足度も高まります。
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