ガスペイト(菱ニッケル鉱 / Gaspeite)

ガスペイト(菱ニッケル鉱 / Gaspeite)

1966年、カナダのガスペ半島で報告された比較的新しい宝石種。流通初期は クリソプレーズと誤認されることもありました。オーストラリアとカナダを主産地とし、 マグネサイト(菱苦土石)や クォーツと混ざり合った複雑な集合体として産出します。

ガスペイト

レモン〜黄緑の艶やかなガスペイト

基本情報

英名 Gaspeite
和名 菱ニッケル鉱
化学式 NiCO3
結晶系 六方晶系(三方晶系)
硬度 6
比重 3.73(混晶により変動)

特徴・バリエーション

  • Type I: マグネサイトとの混晶(比重3.2〜3.9)。単体より明るい色調。
  • Type II: クォーツとの混晶(比重3.0〜3.7)。色調は単体とほぼ同じ。
  • Type III: マグネサイトクォーツ(比重2.7〜2.9)。緑が薄い。流通名「レモン・クリソプレーズ」。
  • デンドリティック・ガスペイト: 樹枝状模様を含むタイプ II・III。

産地・別名・処理・類似石

代表的な産地: オーストラリア、カナダ。

産状: カナダでは珪質に富むドロマイト中に脈状、オーストラリアではニッケル硫化物鉱床の酸化帯に塊状で産出(商品名“Alluna”)。

処理: 鮮やかさ向上のための染色処理、オイル/樹脂の含浸処理。

類似石: ガルニエライト(総称鉱物)など。外観が似るが、 クリソプレーズより蝋様で透明感が弱い点が識別の手掛かり。

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