ヘミモルファイト(異極鉱 / Hemimorphite)

ヘミモルファイト(異極鉱 / Hemimorphite)

ヘミモルファイトは亜鉛鉱床の酸化帯に二次鉱物として産出し、皮殻状や葡萄状の形態をとることが多い鉱物です。 昔は分析技術が十分でなかったため、(特にアメリカでは)カラミンと呼ばれていました。

ヘミモルファイト

葡萄状の集合体として産出することが多いヘミモルファイト

基本情報

英名 Hemimorphite
和名 異極鉱
化学式 Zn4[(OH)2|Si2O7]・H2O
分類 斜方晶系
硬度 4.5–5
比重 3.4
透明度

特徴・バリエーション

  • カラミン: Hemimorphiteのほか、スミソナイト(ZnCO3)やHydrozincite等を含む白色系の混合物全体を指した名称。
  • 和名の由来: 異極像(異極半面像)を示すことから「異極鉱」。
  • 英名の由来: 母岩上に葡萄状の凝塊結晶をとることから、半分(hemi)+形(morphe)。
  • 色: 本来は白色系だが、FeやCuを含むと青色〜黄緑味のある青色になる。ブルー系が多い。
  • 縞模様: スミソナイトと共存して縞模様を示すことがあり、青の濃い方がヘミモルファイト。

流通名・処理・類似石

流通名・商業名: ジンク・ターコイズ(亜鉛を含み、トルコ石(ターコイズ)のような青色をすることから)、ジンク・パライバ(ブルーのパライバ・トルマリンに便乗した名前)。

処理: 着色処理(色の淡い石)、粗な石には樹脂含浸処理が行われる。

類似石: スミソナイト。ブルー系は肉眼で区別が難しいが、一般にヘミモルファイトの方が屈折率が高くギラついて見え、スミソナイトの方が比重があるため重い。希HClで、スミソナイトは発泡して溶け、ヘミモルファイトは発泡せず分解する。

注意点:着色・含浸処理の有無で外観が大きく変わります。鑑別や手入れ時の薬品使用には注意してください。

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