セレスタイト(天青石 / Celestite, Celestine)

セレスタイト(天青石 / Celestite, Celestine)

セレスタイト(天青石/天晴石)は、空の色を思わせる淡いブルーが特徴の硫酸塩鉱物です。 1781年、イタリア・シチリア島で発見され、「大空」を意味する Celestial に由来して名付けられました。 マダガスカルの砂泥灰岩中の空洞に生じる結晶群が特に有名で、ジオード(晶洞)の形でよく流通しています。

セレスタイト

空の色を閉じ込めたかのようなセレスタイトの結晶

基本情報

英名 Celestite / Celestine
和名 天青石(天晴石)
化学組成 SrSO₄
結晶系 斜方晶系
硬度 3〜3.5
比重 約4.0

特徴・変種・商業名

セレスタイトは硫酸塩鉱物の一種で、同じグループにはバライト(重晶石)、 石膏(ジプサム)、アングルサイト(硫酸鉛鉱)があります。 これらは互いに固溶体をつくり、中間的な性質を持つタイプも存在します。

一般的には淡いブルーがよく知られていますが、赤・橙・黄色などの希少色も存在します。

  • バイカラー・セレスタイト: ブルーとホワイトが同じ結晶内に現れるタイプ。
  • セレスタイト・キャッツアイ: 半透明の石で、細かな劈開が集合した結果、 ぼんやりとした眼のようなジラソール・アイが見られることがあります。
  • セレスチャル・アクアマリン: 淡青色のセレスタイトを、アクアマリンを連想させる商業名で呼ぶこともあります。

処理・類似石・鑑別ポイント

劈開が完全で非常に割れやすいため、マダガスカル産のジオード晶洞はセメント物質で被覆し、 外側を補強して流通することがよくあります。また、割れ目を補強するための樹脂含浸処理が行われることもあります。

外観がよく似るものとして、ストロンチウムを含むバライト(重晶石)があります。 また、カルサイトとは、 セレスタイトが一方向のみの劈開であるのに対し、 カルサイトは三方向に完全な劈開を持つ点で区別できます。

セレスタイトの粉末を炎の中に入れると、炎が赤く色づきます。 これは Sr による炎色反応であり、鑑別時の一つの手がかりになります。

取り扱いのポイント: 硬度が低く劈開も完全なため、衝撃や落下で割れやすい石です。 大型結晶は特に稀少で壊れやすいため、観賞用として静かに飾るのに向いています。 アクセサリーにする場合は、ぶつかりにくいデザインを選ぶのがおすすめです。

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