ダイオプサイド(透輝石 / Diopside)
ダイオプサイドは、多色性(見る方向によって色の見え方が変わる性質)が顕著な鉱物です。 その特徴から「2つの見え方」を意味する言葉が語源とされます。 不純物として鉄(Fe)を含むことが多く、一般的には緑色に見えます(純粋なものは無色)。
多色性と緑の発色が魅力のダイオプサイド
基本情報
| 英名 | Diopside |
|---|---|
| 和名 | 透輝石 |
| 化学組成 | CaMg[Si2O6] |
| 結晶系 | 単斜晶系 |
| 硬度 | 5.5~6.5 |
| 比重 | 3.30 |
| 透明度 | 透明~半透明(変種により不透明) |
特徴・バリエーション
- 多色性: 見る方向によって色が異なって見えやすいのが大きな特徴です。
- 一般的な色: 鉄(Fe)を含むことが多く、通常は緑色(純粋なものは無色)。
- ビオラコン: 微量のマンガン(Mn)を含み青紫色。18世紀にイタリアのピエモンテ地方で発見。
- 希少色: 無色、翠緑色、濃緑色。
変種
- クロム・ダイオプサイド: クロム(Cr)を含み、鮮やかな翠緑色に発色。
- ダイオプサイド・キャッツアイ: 管状インクルージョン(内包物)の密集により、光の線が明瞭に反射。
- スター・ダイオプサイド: 黒色で不透明になりやすく、十字の線がやや斜交し、一方が太い傾向。
産地・別名・処理・類似石
注意点:多色性が強い石のため、観察方向や光源条件で色の印象が大きく変わります。 特にキャッツアイやスター効果は、内包物の状態・カットで見え方が変化します。
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