ルビー(紅玉 / Ruby)

ルビー(紅玉 / Ruby)

ルビーの英名はラテン語の ruber(赤の石という意味)で、元来は赤い宝石の総称でした。 ルビーはCrを含むため赤く発色したコランダムで、Crのため結晶があまり大きく成長しないという特徴があります。 またCrは紫外線で赤色蛍光を放ち、「燃える石炭の様に見える」と表現されます。

ルビー

Crによる赤色と蛍光が、評価の中心になる宝石

基本情報

英名 Ruby
和名 紅玉
化学式 Al2O3
分類 六方晶系(三方晶系)
硬度 9
比重 4.02
透明度

特徴・バリエーション

  • 赤色表現: ピジョン・ブラッド(Crのみ発色:ミャンマー産・大理石母岩)/オックス・ブラッド(Cr+少量Fe:タイ産・玄武岩母岩)。
  • 母岩: 大理石、玄武岩、片麻岩、角閃岩、雲母片岩、灰簾石片岩(火成岩もあるが、変成岩から多く産出)。
  • スター: スター・ルビー(Ti多含→ルチル針状結晶→スター効果)。
  • ダブルスター: 双晶で6本が分かれて12本に見える(ベトナム産など)。
  • キャッツアイ: 針状ルチルの分布が不完全で1本線のみ(極めて稀)。
  • トラピッチェ: 6つの結晶が放射状(ミャンマー産が知られるが小粒が多い)。

処理・類似石・関連情報

処理: 着色処理(低品質石を赤い染料につける)、加熱処理(Fe/Ti由来の黒味・紫味を調整)、 充填処理(加熱時に充填剤でクラック/キャビティを埋め欠陥を隠す)。

類似石: レッドスピネルパイロープ(Crパイロープ)、 ルベライト(電気石(トルマリン))、 ユーディアライトなど。識別のポイントは圧倒的な硬さ。

関連情報: ベルヌイ法、フラックス法、水熱法で合成され、天然石との区別が鑑別機関でも難しいほど精巧なものがある。

注意点:市場では「処理(加熱・充填)」が品質と価格を左右します。説明するなら、色名(ピジョン/オックス)+母岩+処理の3点セットが鉄板です。

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