ユーディアライト(ユーディアル石 / Eudialyte)

ユーディアライト(ユーディアル石 / Eudialyte)

1817年、グリーンランドで褐色の鉱物が発見されたが当初はガーネットと誤認されていました。 その2年後、ロシア・コラ半島から鮮赤色のものが見つかり、現在宝飾品として流通するものはロシア産が産地の分かるもののほとんどです。

ユーディアライト

鮮赤色が印象的な、アルカリ深成岩由来の鉱物

基本情報

英名 Eudialyte
和名 ユーディアル石
化学式 (Na,Ca)5(Ca,Ce,Sr)2FeMnZrZn3[(O,OH)2|Si3O9]2[Si4O12]・SiO4・5H2O
分類 六方晶系
硬度 5–5.5
比重 2.9
透明度

特徴・バリエーション

  • 産状: 霞石閃長岩などのアルカリ深成岩のペグマタイト中に産出する。
  • 母岩の構成: 霞石、エジリン(錐輝石)、白色のアルバイト(曹長石)、淡黄色のアパタイト(燐灰石)など。
  • 変種(ユーコライト): Fe、Mn、Caを多含し褐色味が強い亜種。ノルウェーのランゲスンド・フィヨルドに産出。
  • 流通名: ラップランドのルビー(「ラップランド族の血」の呼称から派生したと思われる)。

処理・類似石・注意事項

処理: 研磨効果を引き立てるためオイルやワックスを浸透。時に合成樹脂含浸。白色部が多い原石に赤色染料で着色する場合がある。

類似石: 鮮赤色はルビーやレッドスピネルに、褐色はガーネットに似る。 ただし、紫外線で赤く蛍光しないこと、塩酸HClで簡単に分解することでガーネットと区別できる。

注意事項: 希酸で簡単に分解するほか、アルコールにも容易に溶ける。洗浄は蒸留水以外を避ける。汗は弱酸性のため、手入れが悪いと表面が傷む。

注意点:酸・アルコールに弱い「かなりデリケートな石」です。手入れのルールを決めて運用しないと、見た目が短期間で崩れます。

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